ライフハック

初めての胃カメラ体験談

30歳を目前にして、初めての胃カメラ検査を受けることにしました。「胃カメラは苦しい」という話をよく耳にして不安もありましたが、実際に受けてみると想像以上にスムーズで、自分の健康状態をしっかりと確認することができました。

今回は、検査を決意した理由から当日の流れ、そしてリアルな体験を詳しくお伝えします。この記事を読めば、これから胃カメラを受ける方の不安はなくなるはずです!

検査を受けたきっかけ

ここ数ヶ月、胃のあたりに違和感がある気がする。そう感じて今回自身の健康状態をしっかりと確認するために胃カメラ検査を受けることに決めました。

胃カメラでは直接胃の中を観察することができ、ポリープなどのできものやピロリ菌がいるかどうかを確認することができます。

ピロリ菌は胃がんになるリスクを高める存在として有名です。もし自分にピロリ菌が存在するなら早めに除菌しておけば安心できます。また、職場の健康診断の機会が重なり、オプションで自費で内視鏡検査を受けることを決めました。

あねこ

20代の家でもピロリ菌が見つかって除菌する人もいるので、家族にピロリ菌を除菌した人がいたり、胃のあたりに症状がある方は一度見てもらってもいいかもしれません。

前日〜当日朝

検査前の食事制限

検査前日の午後9時以降は絶食が必要です。

胃カメラを午前中に受ける場合は、検査当朝も午前7時までにコップ一杯の水を飲む程度で、朝食や牛乳、ジュースなどの色のついた飲み物は禁止されています。

また、毎日飲んでいる薬があれば、朝7時までに服用してしまいます。これらの準備をしっかりと行うことで、胃を隅々まで見てもらうことができます。

あねこ

医療機関によっては午後から検査を受けることができる場合もあります。

午後から検査の場合は食事制限の時間が異なりますので医療機関の指示を確認してくださいね。

当日

検査の準備【前処置】

当日は午前9時までに病院に到着し、受付後に検査着に着替えました。通常の健康診断も同時に予約していたため、身長体重の測定や採血などを終えた後、最後に胃カメラの検査室へ移動しました。

検査室ではまず、胃の中の泡を消すため、コップ1杯分の液体を飲みます。この液体はポカリスエットを少し濃くしたような色で、少し甘みがありますがやや飲みにくいです。

次に、私の場合は鼻からの検査だったため、鼻血予防のための薬を両鼻に吹きかけられました。この薬の匂いは独特、味は苦くてまずいです。

次に、カメラをいれる鼻の穴に麻酔のゼリーが流し込まれ、喉の感覚が徐々に麻痺していきました。

喉が腫れているような感覚とともに、つばを飲み込みにくくなり、看護師さんからつばを飲み込まずにティッシュに出すよう指導されました。

鼻からの処置の違和感は強く、自然と生理的な涙が出てしまいました。

あねこ

鼻からの処置はプールで鼻に水が入ったようなツンとした痛みがありますが、すぐに喉の奥に液体が垂れてくるので飲み込んでしまえば大丈夫です。

ただ、どちらの薬も苦いのでいやな後味が残ります。

生理的な涙は出ますが、泣くほど辛い処置ではないので安心してください!

検査中

前処置が終わると、内視鏡室へ案内され、ベッドに寝転がります。私が受けた病院では検査中にモニターが見えるようになっており、自分の胃の中をリアルタイムで観察できました。

検査が始まる前に血圧を測るので腕に血圧計を巻かれます。

検査中は、つばを飲み込むことができないため、吸引チューブを自分で握ってつばを吸引しながら胃カメラの検査を受けました。

あねこ

医療機関によっては吸引チューブがないところもあります。

チューブがないところでは、つばは口から出して、テッシュや防水シートで受け止める形になるので、検査後に口元や頬をふけるウエットティッシュなどがあると便利です。

先生が「息を吸ってー、吐いてー、息を止めてー」と指示をだすので、それに従っていれば検査はスムーズに進みました。

一番つらいのは喉の奥に胃カメラが入るときです。「ごっくんと飲み込んでー」の合図でカメラを飲み込んでしまったあとは強くえづくことはありませんでした。

胃を膨らませて観察するので、多少の圧迫感やげっぷが出そうになる感覚がありますが、無心で映像をみているとあっという間に検査が終わります。

あねこ

検査中にげっぷをしてしまうと、胃がしぼんでしまって胃の中が見えなくなるのでげっぷを我慢しないといけません。

あごをぐっと引くと、げっぷが我慢しやすくなります。

胃カメラは苦しい?

「苦しい」と言われる胃カメラ検査ですが、私の場合は先生の指示に集中していたため、辛さはほとんど感じませんでした。

むしろ検査前の処置や、検査後も麻酔の効果が約1時間ほど残ってつばが飲み込みにくい状態で食事がすぐに取れないことのほうが辛かったです。

あねこ

嘔吐反射の強い人(歯磨きで奥歯を磨くときにおえっとなりやすい人)は、胃カメラでもおえっとなりやすいです。

このような方は胃カメラで辛さを感じやすい可能性があるので、先生に相談して鎮静剤を使って(眠った状態で)検査を受けてもいいかもしれません。

検査後

検査が終わった後は麻酔が切れるまで飲食禁止でしたが、それ以外は特に制限はありませんでした。

結果はその場で「特にありませんでしたよー」と簡単に伝えられましたが、正式な結果は後日、他の健康診断結果と一緒に届きます。

全体的にスムーズに進み、特に問題なく終えることができました。

終わりに

これから検査を受ける方へのアドバイス

初めての胃カメラ検査を受ける方には、鼻からの検査を強くおすすめします。

検査中は、先生の指示に従って呼吸を整え、つばを無理に飲み込まないようにすることで、辛さを軽減できます。また、リラックスして体の力を抜いて検査に臨むことが大切です。

まとめ

30歳の節目に受けた胃カメラ検査は、事前準備から検査後のフォローまでスムーズに進みました。多少の不快感はありましたが、全体的には耐えられる範囲でした。

これから胃カメラ検査を受ける方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

健康は何より大切ですので、必要な検査は迷わず受けることをおすすめします